(症状と、その改善方法)

何年にも渡って肩こりが続いているという慢性肩こりの場合も、過敏性腸症候群が原因になっていることが多いものです。

つまり、慢性頭痛の場合と同様に、胃腸の調子の悪さに注意が向いている時は、これに比例して、体の違和感にも敏感になりやすくなっているのです。

そして、この体の違和感が肩こりに向いた時に、慢性的な肩こりという症状になると言って良いと思います。

ただ、慢性肩こりの場合は、慢性頭痛の場合のように頭痛薬に頼るということが少ないために、薬による副作用の危険はあまりないと言って良いと思います。

ただ、この反面、整体やマッサージと言った方向に行動することが多く、バカにならない治療代を消費していることも多いと思います。

しかし、慢性肩こりも、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、肩こり対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ根本的に改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、整体やマッサージをすれば、これですぐに治るという単純なものではないと言えるのです。